1. はじめに:富裕層は「なんとなく」でお金を扱わない
富裕層を見ていて思うのは、お金の扱い方に“根拠”があることです。
投資にしても節税にしても、ただの勘や人まかせではなく、仕組みを理解した上での判断をしている。
つまり、資産形成には「センス」よりも知識の再現性のほうが大切。
今回は、そんな“富裕層マインド”を身につける第一歩としてオススメしたい、
「学べば資産形成の軸ができる資格」3選+αをご紹介します。
2. FP2級:人生とお金の「共通言語」
まずはこれ。ファイナンシャル・プランナー(FP)2級。
保険、年金、税金、相続、不動産、資産運用…と、人生とお金に関わるテーマを一通り学べる資格です。
特に、以下のような場面で力を発揮します。
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「この保険、必要?無駄?」を判断できる
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「退職金と年金、どのくらい残る?」を予測できる
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「相続税ってどのくらいかかる?」を計算できる
お金の話を“数字と仕組み”で語れるようになる。
それがFP2級の最大の価値です。
3. 簿記3級:お金の「流れ」を見える化する力
FPが「広く知る資格」なら、簿記3級は“深く見る”資格。
簿記を学ぶと、以下のような“見えなかった構造”が見えてきます。
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会社の売上と利益はどう違うのか?
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家賃収入があってもキャッシュが残らないのはなぜ?
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減価償却が「現金を使わない経費」ってどういう意味?
不動産投資をしている人なら、キャッシュフロー・P/L・B/Sの関係性を感覚で理解できるようになり、
将来法人化した際にも“経営の土台”として役立ちます。
4. 宅建士:不動産を“使える資産”に変える基本資格
不動産に興味がある人にとっては、宅地建物取引士(宅建士)も外せません。
これは、いわば「不動産の基本リテラシー」を学べる国家資格です。
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契約書や重要事項説明書の中身が読めるようになる
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所有権・借地権などの権利関係が理解できる
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事故物件・再建築不可など“ハズレ物件”を見抜ける目が養われる
不動産を“買う側”から“活かす側”に回るには、法的な視点も避けて通れません。
5. 実はこっちが本命!?不動産コンサルティングマスターという選択肢
宅建士を「不動産取引の法律的知識」とするなら、
不動産コンサルティングマスター(RCM)は、“不動産を通じた実務的知識”です。
この資格は、不動産の知識に加えて、
金融・税務・相続・事業承継といった“富裕層の悩み”に直結する分野を体系的に学べるのが最大の特徴。
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不動産法人を使った節税の仕組み
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資産組み替えによる相続対策
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不動産を通じた“残し方”や“引き継ぎ方”の戦略
宅建では学べない、「どう資産を活かすか」がわかる資格。
実務家や富裕層向けのアドバイザーにとっては、まさに“通好み”の一手です。
もちろん、宅建やFPの知識をベースにした発展資格という位置づけですが、
“次のステージ”を目指す人には、これ以上ない自己投資になるでしょう。
6. まとめ:学ぶことは、資産形成の“再現性”を高めること
資産を築く人に共通しているのは、「なんとなく」でお金を動かさない姿勢です。
今回ご紹介した資格は、まさにその基礎を支える“共通言語”と言えるでしょう。
資格 | 身につく力 |
---|---|
FP2級 | お金と人生の仕組みを知る教養 |
簿記3級 | お金の流れを読み取る技術 |
宅建士 | 不動産の基礎を理解する武器 |
RCM | 富裕層向け資産戦略を支える設計力 |
“学び”は最高の自己投資です。
そして、知識があるからこそ、資産は増やせるし、守れるし、育てられるのです。
次回はまた、実践的な不動産戦略に戻っていきます。
気になった資格があれば、まずはテキストを手に取るところから始めてみてください。
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